70を過ぎて面白いこと

　電子図書館(CWニコルさんを偲ぶ)

　4月に、電子図書館ができた。家人が市の図書館協議会のメンバーで、チラシを持っていた。利用ガイドに従ってアクセスしてみた。

　本の実物を見て選ぶわけにいかない。あまり重たいのは避けたい。少し骨のある軽いエッセイが良いので、養老孟司で検索してみた。わずか２冊しか出てこない。あまり人気がないのかな。とりあえず「身体を忘れた日本人」を予約した。1ヶ月ほど待って、借りることができた。まだ慣れていないので、使い勝手は悪い。ただ通信できるデバイスがあれば空いた時間にどこでも読めるのが良い。また、視覚障害者向けの読み上げサービスもある。

　借りた本は、養老孟司とCWニコルの対談である。この二人に共通するキーワードは自然である。暫く自然についての書物から遠ざかっていたが、久しぶりに触れて昔を思い出した。自分の思いが、いちいちそうや、その通りと彼らの語りに引き込まれていく。どこか底辺に流れている、何かに共感してしまう。実家は草と虫、うさぎに狸、ネズミや蛇にあふれていた。今は生物の種類は変わっているが、やはりそこに帰ると落ち着く。

　残念ながらニコルさんは昨年2020年4月79才で亡くなったそうだ。若い頃からアウトドアが好きだったので彼の本はよく読んだ。実戦派ですごいの一言。色々影響を受けたことは間違いない。

チーン　チーン　チーン　

　なむからたんのーとらややー・・・してどーもどらほどやーそもこー。

チーン　チーン　チーン　合掌

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸太郎　九拜