日経新聞電子版購読開始 ― 2021年04月22日 07:57
日経新聞電子版購読開始
新入社員の実習時に丁寧な指導担当の先輩から、二つのことを教えられた。一つ、出張などで朝食をとる時間がなくても、バナナと牛乳は腹に入れよ、二つ、新聞は日経を読め。説得力があった人で、素直に納得して、新入時代から日経新聞をとった。バナナと牛乳の朝食は出張で時々やってたが、60過ぎからは家での定食になって現在に至っている。新聞は、結婚してから嫁の朝日新聞が追加になった。新聞はあったら読まないともったいない気がするが、両方読む時間がないので日経だけ読んできた。歳とともに老眼が進むとめんどくさくなって、ニュースはテレビやラジオで十分になって、家族は読まない日経をやめた。
3年前、朝日新聞の電子版が500円/月のキャンペーンがあって申し込んだ。ところが何年も新聞なしで過ごしているので、殆ど読まない。朝日特有の切り口もたまには良いが、やはり飽きがくる。一方、日経電子版の無料会員で申し込んでいたので時々は記事を見ていた。昔は特に文化面に興味があってよく見ていたが、無料会員ではやはり億劫になる。最近はコロナで、家にいる時間が長い。今やコンピュータが世間につながる唯一の窓になっている。いろんなサイトがあるが、新しい情報は新聞には敵わない。
世間はDX(デジタルトランスフォーメーション)と騒がしい。高齢者になって色々機能低下が目立ってくる。運動機能はスポーツジムで何とか維持しているが、DXについては何もしていない。これまで特に不自由はなかった。ところが家のLANが古くなってきたのと、ガラケーからスマホへの移行などDXとはいかないまでも新しいデジタル化の波は避けて通れないようだ。この関連の進化は速い。放っておいたら追いつけなくなる。
このまま、くたばるのは悔しいので前向きに取り組もうと思っていたところ、2ヶ月無料の日経電子版が目に入った。何でもただではすぐ辞めてしまうたちなので、マイライフのDXのトレーニングにちょうど良いではないか。運動に8,800円、頭のDXに4,277円の投資だ。運動は確実に実感できるが、頭の方は・・・さて元が取れるか。やらずに後悔するより、ええおもたら、やった方が良い。高齢者に小銭はあっても、時間の余裕はないのだ。今しかない。
車のフェンダーをこする方法 ― 2021年04月22日 17:06
車のフェンダーを擦る方法
車のフェンダーを確実に擦る方法がわかった。スーパーの駐車場でのこと。最近車庫入れが苦手になってきていたので、狭いところを避けるようにしていた。広いところが空いていたので、そこの端に止めた。問題は駐車スペースの角に背の低い金属のポール(図の赤点)があった。前から突っ込んで止めた。買い物を済まして出ようとした時、後ろに車が接近したのでやり過ごした。気はバックに集中。前方左手からガシャの音。やってしまった。フェンダーが少しずれてしまった。


後日、ディーラーで見積もってもらった。約10万円でフェンダー取り替えとなった。
車を運転する限り事故は避けられない。以前も同じ前左フェンダーをぶつけた事がある。相手は赤のカラーコーンである。触ったぐらいで実質被害はなかった。2度の接触で学んだ。運転席から見えない障害物の側に駐車してはいけない。出発時には確実に忘れている。両サイド車に挟まれた場所の方が危険は少ない。とほほ・・・
キッチン水栓の泣き ― 2021年04月26日 20:30
キッチン水栓の泣き
コロナの関係で家にいる時間が増えた。家は築30年越えの集合住宅である。あちこちの傷みを発見してしまう。その一つが水栓である。シングルレバーの混合栓で立ち上がりの継ぎ目から水が僅かに滲み出る。よく見ないと分からないぐらいだが、大ごとにならないうちに修理することにした。

これまで水回りの修理は全部自分でやってきた。トイレのタンクのパッキンやら、温水洗浄便座の交換、普通の蛇口のコマ交換などコツさえわかれば何でもない。ところがシングルレバーは初めてである。
先ずはメーカーの確認である。ラベルは既に剥がれて肝心なところは無い。インターネットで似た形のものを探したが見つからない。仕方なく写真を撮ってweb上の問い合わせコーナーからメールを送った。メーカーはKVK、TOTO、SANEIである。どのメーカーも自社製品では無いとの回答であった。対応はまちまちで、最も素っ気なかったのが、T社である。諦めかけていたら、SANEIからメールが入った。ベテラン社員に訊ねてくれて、カクダイ社の1999〜2005年製造では無いかとの情報をくれた。誠に親切な対応であった。
早速カクダイ社に連絡した。メールで色々やりとりして、部品の品番などおしえてもらった。古いので部品が入手できないと訴えたら、たまたまパッキンがあるとの事で送ってもらった。

バラすのに大きいレンチが要る。コーナンでモーターレンチとやらを買ってきた。交換部品と道具は揃った。30分もあれば終わるはず。早速バラシにかかった。上から順調に外していったが、肝心の吐水口が抜けない。ぐらぐらしているが何かが引っかかっている。構造図がないので、力の入れ方がわからない。この時点でまた元に戻して、この日の仕事は終わった。
再度メーカーに問い合わせた。やり方は正しいとの事。引っかかりはゴムパッキンだと教えてくれた。力を入れずに、探りながら引き上げたらあっけなく外れた。


少し手こずったが、無事パッキンを取り替え、組み立てて完了となった。費用は計3,344円で済んだ。内訳(パッキン代660円、送料1,000円プラス消費税、コーナンでモーターレンチ1,518円)
今回の修理で感じたこと
⑴ 20年近く使った水栓の修理もインターネットを駆使することで、たまたまDIYで出来た。メーカーの確定、分解の仕方、必要な道具など情報はそこそこ得られるが、親切な人と出会わなければ出来なかったと思う。
⑵ 偶然にも親切に対応してくれたSANEI社ワクワクストア担当のN氏とカクダイ社のM女史に感謝。
⑶ 顧客が困っていたら何でもアドバイスするのが業界のトップメーカーだ、その積み重ねでブランドができると思うが、どうもそうではないらしいい。
⑷ 今はアフターサービスは最小限?機械的?な対応にして、製品自体の差別化に力を入れないと、生き残れない時代になっているようにも思う。業界の過酷さを垣間見た思いがするが、親切なメーカー、社内の古い物知り人がまだ働いていることに少しホッとした。メーカーはこうでなくてはと思うが、昭和の良き時代のスタイルは消滅あるのみか・・・コロナ禍中に色々考えてしまう。
・・・思いの続きは、後日、後書きの予定・・・
水栓修理の後書き ― 2021年04月29日 08:13
水栓修理の後書き
後書き
⑴ ブログを書きながら、色々調べてみた。まず、耐用年数はどうなっているのか。すると、(社)日本バルブ工業会:水栓部会というのがあるではないか。https://j-valve.or.jp/pdf/suisen/suisen_maintenance/tenken_kokan.pdf このチラシに耐用年数は10年で、部品の供給は製造中止後10年とある。
⑵ 最初にこの情報に当たったら、すぐにメーカーが分かって、水栓毎交換しなさいとなったかもしれない。なにしろ製造中止後16年のしろものだ。今回は部品供給期間も何も知らなかったので、臆する事なくメーカーに問い合わせる事が出来た。ただ、どのメーカーもバルブ工業会に振らなかったので、ユーザー対応はしていないのかもしれないが。
⑶ 水関係で働いていたのに、業界の仕組みをすっかり忘れ、もったいないをモットーにする一高齢者の奮闘記になった。
⑷ 年相応に忘れる事があっても、素直に色々やってみれば、自分として納得のいく結果になるものだ。
⑸ ひたすら丁寧に、困っていることを、具体的に相手に訴える。返答があれば感謝のメールをすぐに返す。この繰り返しで顔は見えなくても相手は動いてくれる。このようなプロセスでの発見と感動は結構面白い。
⑹ AIだったら瞬時に「歳とってるので交換しなさい」と隙のない正解を返してきそうだ。プロセスなしの結論ありきではアナログ高齢者は面白くない。
⑺ 水栓一つで結構楽しませてもらった。ネジが見える製品なら分解して直せそうな気がするが、新しいものはそれが見えない。丸ごと身体を使うアナログの楽しみが少なくなっている。古いものは高齢者の健康維持に役に立つ道具になる。修理しながら大切に使おう。
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