まだ、草刈りはしんどい ― 2023年12月14日 16:28
まだ、草刈りはしんどい
草畑の荒れた現状を知った。これが厄介で、打ち寄せる波のごとく幾度となく頭をよぎる。精神的によろしくない。
スッキリしたいので、先日、草刈りに挑戦した。自坊で一泊する事になるので、昼食→夕食→朝食→昼食の準備がいる。前日に、冷凍など保存がきくものを適当に買って行った。
(写真の他にカップヌードルを買った。プラ容器はご飯と茹で菜花、ハンバーグは良かったが、ドリアは口に合わなかった。一泊は何とかなった。)
朝、10時頃から休み休み15時ぐらいまでやって、7割ぐらい刈った。草刈機はホンダの4サイクルを使った。電動もあるが非力なのである。
かなり持久力がなくなっている。20分と持たない。また、べたっと倒れた枯れ草、所々をツルが覆うのは刈りにくい。直立する草をスパッと刈った時の爽快感が全くない。さらに不満が機械に向く。まず、エンジン式の煩わしさ。騒音の為の耳栓、ガソリンの補給、それに4サイクルなので重たい。
翌日、チップソーを新しいのに替えて残りを刈った。午前中いっぱいかかって9割終わった。作業のしんどさは変わらない。まあ、気になってたところは刈り終えたので、ひとまず、精神的には落ち着いた。
(草は種を実らせている。それらをばら撒いた状態、来シーズンが怖い。)
家に帰って色々考えた。体力回復と老化はどこでバランスするか、あと何年作務ができるかなどである。誰もわからない事である。で、結論は電動草刈機を買い増す事にした。
自己満足のための必要理由は、あと10年ぐらいやるとして、体力は元には戻らない。優先するのは機械の軽さと手軽さである。今、持っている電動機もそこそこ刈れるが、10年ぐらいたつので替え時である。色々進化しているはずだ。音が静かな電動はラジオを聞きながらできるのも良い。
と言う事で、インターネットで調べて、マキタのMUR015GRM を選んだ。価格は65,423円であった。楽天のポイント3000ぐらいを考慮したら一番安かった。
今持っている電動機類はマキタが殆どで、特に不満はないし、他メーカーを試す余裕もないのでキマリであった。
春に出番がくる。暖冬なら少し早まるかもしれない。体力回復とあわせて少しワクワクする。
協生農法と自然農法 ― 2023年12月04日 14:53
協生農法と自然農法
ついこの間、テレビのニュースか何かで協生農法という言葉を知った。草と一緒に作物を植えるらしい。これって一昔前の自然農法とどう違うんだろうか、気になる。
自坊の草畑は自然農法と自称してきた。今年は病気で7月から今まで、草刈りもせず放置したままである。10月末に、見回りに行った。案の定、ひどい状態になっていた。草はすごい。
6月末の畑:元気な時、梅雨の合間に、草を刈った。右はゴーヤのネット
10月末の畑:闘病中の我の如く、ゴーヤのネットは倒れて草の中
草たけは膝上から腰あたりである。今年の夏は雨が少なかったので、この程度で済んだのかもしれない。みかん類も枝枯れが目立つ。オリーブの若木は枯れていた。
話を戻そう。協生農法である。ネットで調べたり、AIにたずねたりして大体わかった。さすが、AIは無難な返答である。それによると、自然農法との差異はあまりなく、強調点が少し違う程度だそうだ。どちらも、化学物質の排除と、生物の多様性を重視する点で共通する。
さて、元気になれば調べたいと思う。一見したところ草だらけで、毎年生える実生の大根が見当たらない。大根は嫌光性種子らしいので、日当たりはあまり関係しない。気温の問題かな。
農法と名のつく限り、手入れせずして何も育たない。放置すれば雑草だらけの林になり、あっという間に耕作放棄地となる。自然とか協生とかの名にごまかされてはいけない。庭でも田畑でも人の都合に合わせて育つ植物はない。
病気になって身にしみた。自然が迫る生活環境で暮らすには、まずは体力、次にお金が要る。畑といっても、1日で草を刈れる程度のものであるが、いつまで、できるかどうか。さらに、本堂は雨漏りで、一部の畳をあげている。そこそこ自力で管理してきたが、何れ限界が来る。できなければ他人に頼むしかない。
老齢の問題は介護だけではない、今住んでいるマンションも含めて、生活の場も既に老化でいろいろ出てきている。小手先で片づくことではない。
はや師走入り。問題意識だけが走馬灯のように、かけめぐる。あれもこれも病気のせいで済めば良いのだが・・・。
庫裡の雨漏り ― 2023年06月19日 11:16
庫裡の雨漏り
この前の台風2号のときの大雨で庫裡で雨漏りがあり、畳が濡れた。畳を上げて乾かさねばならない。昔の京間の畳である。一部ではあるが濡れているので半端な重さではない。全部濡れたら、一人で持てない。
全ての窓を開けて部屋に風を通した。これまで、ここで雨漏りしたことがないのでショックだ。外に出てみる。草(ハルジオンかヒメジオン)が一本立っているではないか。
登って確かめたところ、草は直接関係していない。その下の隙間(隅棟の付け根)が枯れ葉と泥で詰まっていたのが原因である。
この隙間はよく詰まるので、気をつけている。ここの位置は周りに高い木がないので、放っていた。3年ぐらい見ていなかった。甘かった。
屋根の掃除とチェックに半日かかった。これで今年の梅雨は大丈夫のはず? 家は雨漏りで一気に腐朽する。今後のことを考えると、毎年屋根のチェックも大変なので、ネットでも掛けるかな。
貧寺も吾もとうに峠を越えた。下りは、だんだん急になるように思われる。対策はこまめなチェックしかないようだ。
道沿いの樹木伐採、再び ― 2023年06月09日 15:47
道沿いの樹木伐採、再び
先日、近所から道に出ている木を切って欲しいと言ってきた。一昨年、大木をプロに切ってもらったところである。確かに高さ5メーターぐらいの木が電線(電力線と電話線)を超えて道にかぶさっている。
写真は切った後だが、大体イラストのように被さっていた。手前の枝葉は道入り口の柿の木。そのうちこれも切らねばならないが、またの機会にする。
その辺りは田の斜面で淡竹か真竹が繁茂している。ざっと、径10センチぐらいのが2本と20センチぐらいのが3本ある。樹種は雑種だが、ムクとネズミモチのようである。来年まで放置すれば、素人には手に負えなくなる。うーん切ってしまおう。
梅雨入り前に何とかしないと、秋には一回り大きくなる。伐採に踏み切った。高齢者の補助2名を入れて1日で切った。
例の如く、梯子をかけて、上の枝から落としていく。上下のバランスを考えないと、あまり上の細いところで切ると、葉っぱがけっこう重たいので、ひっくり返って電線にぶら下がってしまう。実際一枝が引っかかって取るのに難儀した。
下の太いところで切るのも、半端な重さではないので倒す方向を間違うと危ない。
切れる枝は落とした。残った幹は、できるだけ上の方にスリングベルトをかけて、上の田に植えたさくらんぼの木の根本に回した。
伐採の基本である受け口と追い口を作って切った。少し危なかった。受け口の三角の破片が取れないので、切り込みすぎたのだ。中途半端に切り口で木が折れた。倒れないで枝が電線にもたれかかって立っている。一部つながったままなので、チェンソーを噛んでしまって抜けない。追い口を別のチェーンソーで切って、下にドサっと落ちた。危なかった。
道沿いのはみ出た小枝もチェーソーで切った。これでとりあえず背の高いワンボックス車を擦ることはあるまい。秋から冬場にもう一段刈り込むことにしよう。
伐採の基本は分かっていても、自然木を想定通りに切るのは難しい。素人は経験が少なすぎる。さらに、高齢者はかなりの安全率を見込まないと危ない。
今回はうまく行ったが、もう限界かもしれない。免許証の返納と共通する高齢者の課題である。個人差があるので、年齢で線引きするわけにいかない。
悩ましいのだ。とにかく、一、二年で前栽の樹木を整理しよう。考え方は、樹木の間引きと、背を低くする事。庭作りは後回しにしよう。
やっぱり樋つまる ― 2023年05月25日 19:27
やっぱり樋つまる
毎年、竹藪や樹木が近接しているので、雨樋がつまる。時期的には常緑広葉樹が芽吹く頃である。この時期になると、竹の葉も入れ替わる。
樋掃除が半端ではないので、数年前に雨樋ネットを取り付けた。大体はこれで助かっている。ところが、ネットの取り付けが難しいところがある。2階建ぐらいの高さがある自坊唯一の書院である。周りに何もない北面は何とか取り付けたが、南側にはデッキがあるので、取り付けていない。さすがに屋根に登るのは怖い。
数年前に、チェックのために安いトイドローンを買った。田んぼで飛ばしてみた。問題点が出てきて今は眠っている。それは、思い通り飛ばすにはかなり練習を要する。田んぼのようなところでは、まあなんとかなるが、樹木の枝を避けて屋根をチェックするのはかなり難しいのだ。このままでは悔しいので、竿竹に吊るしてカメラ機能だけ使うことを考えている。
ここのところ、毎週末に雨がふる。チェックしなくても樋から滝のように水があふれているではないか。樋の受けますを長い竿竹で叩いて詰まりが取れたことがあるので、カッパを着てやってみた。一向に流れない。残された手は梯子をかけて手で取るしかない。この日はあきらめた。
翌週末に雨がひと休みした。チャンス到来、早速梯子をかけた。切妻屋根の破風板ぎりぎりにかかった。薪置き場の屋根と梅の木が邪魔になって、適正とされる75度ぐらいの傾斜がとれず、立ち気味である。
一人作業なので、梯子をスリングベルトでしばった。
この手の梯子はよく揺れる。最初は大丈夫かと思ったが、今は馴れた。柔構造なのだ。一段登るたびに揺れる。慎重に登った。
手前が、よく詰まる樋の受けます。
上から見た受ます。満杯である。どうも松の花らしい。この種の詰りものは初めてである。表面は松の花、この下は落葉広葉樹の葉で椋木や梅の葉である。秋に広い葉が詰り、春に松の花が苔のように覆って蓋したようになっている。手で掴めるだけ取って、あとはホースで水を流した。案の定、詰まっていた落ち葉が吐き出された。
樋詰まりのメカニズムは分かった。そろそろ梯子登りも限界である。危ない。ではどうするか、まずは松の背を低くしよう。そのときデッキの屋根も外さねばならない。その時に樋にネットを取り付けよう。
いまのままで、梅雨は乗り切れるので、この秋にやってしまうか。できる時にやらないと、年々家屋と自身の老化は加速される。やれやれ・・・
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