K〇〇.comの仕組み2023年02月08日 20:19

  K○○.comの仕組み


 インターネットでよく買い物をする。物にもよるが家電はほぼ100%インターネットで買う。ネットサーフィンで安いサイトを探す。


(インターネット失敗経験)

 昔、園芸用の資材で物は忘れたが、数万円ぐらいのものを探していた。色々調べて普通のサイトの半額ぐらいのところを見つけた。案の定詐欺サイトでクレジットカード情報やメールアドレスを盗まれてしまった。

 突然連絡がつかなくなったので分かった。すぐにカード会社に連絡した。何かのチケットを大量に注文しているので、おかしいと思って止めてあるという。実質被害はなかったが、カードは再発行となった。  

 こんな経験もあって、最近は異常に安いサイトは気をつけているし、大概日本語がおかしいなど、怪しいところに気がつくようになった。それに、ネット上には情報があふれているので、大体相場が分かる。


(電子レンジの買い替え)

 今回、電子レンジを買い替えた。古いレンジはナショナル製で20年近く故障もなく動いている。ただ、レンジのスタートボタンが入りづらくなってきて、朝方うまく入らなかったら少し慌ててしまう。

 2年ほど前からボタンの調子はわるいものの、問題なく動くので我慢していた。買い替えを迷っているうちに中国のコロナやウクライナ、半導体不足で気がつけば、5割ぐらい高くなっていた。

 高齢者は、買い替え時期を遅らしたって意味がないことに気づいた。たかが1,2万の家電、多分こちらが先にくたばる。だが、買うにしたって前の値段を知っているだけに、同じものが1.5倍は悔しい。

 狙っているのはパナソニックの単機能レンジである。メーカーはマイナーチェンジして2月に後継機種を発売する予定だという。そうか、多分前の機種は在庫処分になる。チャンス到来である。


(価格比較サイトの活用)

 そこで、価格比較サイトに指値を入れた。狙った価格が出ればメールで知らせてくれる。2日後ぐらいに、2000円ぐらい安くなったと知らせが来た。うーんこんなもんでは動かんぞ。すると、それから数日で元の高値に戻った。そのまま、下がったり上がったりで揺さぶられ、二週間ぐらいたった。うん、かなりの価格がきた。4000円ぐらい安い。販売店はアマ××である。1年前よりは少し高いものの、買うことにした。心理的にうまく揺さぶられたように思う。


(比較サイトの戦略)

 ネット上の情報のやり取りはすごい。ネットサーフィンで最安値は確認できる。今は価格比較サイトでは最安値は探せない。このようなサイトは今や別の目的があるように思う。ネット上に市場と言うか、プラットホームを作っていて、これが曲者である。

 買い手は知らぬ間に購買心理を支配される。すなわち買い手が指値で希望価格をプラットホームに提示する。売り手は、現状の価格と希望価格の間で最初は1割程度の幅で価格を上下させ、ある程度時間が経ってから2割程度安い価格をだせば、売れる。今回の場合はアマ××が刈り取った。この仕組みでは、買い手は安く買えたと思ってしまう。リピートは必至である。

 情報の怖さが分かる。それを利用した戦略は身近に存在しているのだ。積極的にこの仕組みを利用しても良い。ただ、駆け引きだと思うので、相場を知っていて、時間的余裕がないと高い買い物になりそうである。情報とは、脳はそれを得て判断しているので、真実だと認識した途端に支配されることになる。情報は元々曲者なのだ。知らない方が幸せなことはよくある。


(高齢者の迷走か迷想?)

 高齢者にとっては、情報の多さと変化のスピードについていけない。おまけに、白、黒、灰色まで溢れかえっている。

 情報空間を川に例えれば、そこには魚もいるが、ゴミもいっぱい流れている。昔は澄んだ小川だったが、今や流れの速い大河である。相対的に魚は少ない。勘の鈍い釣り下手は、昔の仕掛けで、ゴミは掛かっても魚は釣れない。


(いよいよ妄想か?)

 情報はウイルスに似ている。流行り出せばどんどん変異する。ワクチンは無いんかい。頭に効くワクチンか。副作用はきついが、あるではないか。「洗脳」や。なんとか教会で有名になったが、昔からある。強弱はあっても世界中に蔓延している。

 いや、東洋の瞑想が良いぞ。副作用は無いようやし。

 またまた、頭がエンドレスに回り出した。これで、禅までいったら、寝られんようになる。

 電子レンジ一つ買い替えただけで、ここまで考えんでもよろしい。もう止めよう。疲れました。チーン・・お休みなさい・・・