足先が上らない(その3) ― 2024年04月20日 20:20
足先が上らない(その3)
つま先が上がらなくなって、ひと月半になった。症状は相変わらずだが、慣れのせいか、少し歩きやすくなったように思う。
先日注文していた2,000円ちょっとの装具が届いた。
早速つけてみた。装具を挟むように靴下を2枚履いて、靴紐を緩めて運動靴を履いてみた。なんとか入った。左のふくらはぎのところでズボンがふくらむが、目立つほどではない。さすがに足首は安定するので、安心感がある。ただプラスチックは硬いので、長くはめていると靴ずれしそうになる。結局、煩わしいので2回の外出に使っただけで、部屋の隅にそっと置いてある。
一方、原因について、脳神経内科で検査してもらうことになった。オプジーボが神経に作用している可能性があるそうだ。初診は先生が足の力の入り具合など症状を確かめた。整形外科とよく似た診察であった。
2回目は筋電図をとった。高電圧のパルスを与えて、神経の反応をみるので、瞬時の感電である。自坊に設置してある電気柵に触れた時のように、気持ちは悪い。活きエビのように、全身ピクッとする。これを両腕、両足の神経、1本ずつ全部、確かめる。1時間ほどかかった。
診断結果は左足の反応が少し悪いだけで、その他はきれいな波形が出ていて良好とのことであった。オプジーボが原因なら、薬なので全身に作用するはずで、腓骨神経麻痺のような局所の場合は、外部からの圧迫などが原因していることが多いとのこと。
と言うことで、ややこしい原因ではなさそうで一安心したところである。症状の回復には時間がかかりそうなので、外出時は杖を持とう。なくても歩けるが、まわりがよけてくれる。杖は無言で警報を発する。効果抜群、かなり助かる。
残念ながら足の装具は断捨離か。一回1,000円、2回の試行で、どんなものか分かった。初期のうちに使えばもっと役立ったかもしれない。これはこれで良かった。シンプルな装具の低コストの体験、中国にも感謝です。
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