高齢者の脳、そこに光はあるんか?2023年03月15日 08:15

 高齢者の脳、そこに光はあるんか?(忘れ物シリーズまとめ)


 人は年に関係なく忘れる。適当に忘れないと脳はパンクする。年相応の容量があるらしい。この容量の減少は気づきようがないので、やり過ごしているが、ポカをやると考えてしまう。

 いつの頃からか、うっかり忘れの防止策を色々考えて実践中である。恥ずかしながら、ここら辺で見直しを兼ねて、拙策を紹介したい。


『忘れるとは』

 過去の経験を覚えていない状態を言うらしい。時間軸上の現象とも言える。嫌なことでも時間が解決してくれる。時間の問題である。年取るにつれこの時間が短くなり、良かれ悪しかれ、忘れやすくなる。

 忘れの対象は動作と情報に分けて考えてみた。それぞれについての対策は次のとおりである。


⑴ 動作は忘れない内に完了する。簡単です。やりかけたことは中断せず、一気にやってしまう。この方法は、一人住まいの90過ぎの先生の言に習ったものである。


⑵ 情報の内、公開されたものはネット上に溢れている。気になれば後で探せる。自然忘却にまかせる。


⑶ 個人の情報は自分で整理・処理するしかない。30年前に出会った野口悠紀雄の「超整理法」を取り入れている。「ポケット一つの原則」と「時間順」と言うルールで整理する方法だ。


 ・「ポケット一つの原則」

 分類できる情報は、一つの袋なり、封筒に入れる。例えば、医院専用袋、取説用封筒、確定申告関連封筒などを作ってある。さらに、分類に迷う情報は、中身がわかるキーワードを付けて一つの封筒に入れる。


 ・「プラス時間順」

 例えば年忌法要としよう。封筒に○○回忌と書いて、色々気づいたことをその度にメモして入れる。メモでも領収書でも追加すれば、その時、封筒を棚の端に移動する。端には常に新しい追加情報が入った封筒がある。このやり方で、全ての封筒は時間順に並ぶ。棚の反対の端に追いやられた古い封筒は、中身を見て処分する。

 また、個人でも情報の電子化が簡単にできるので、取っておきたい資料はスキャンしてコンピュータに入れている。ファイル名を工夫すれば検索は容易である。よって、最近では封筒の追加は殆どない。


『では、うっかりする』

 のはなぜか。やっぱり、基本ルールを破っているのだ。

 この前の診察券忘れは、動作の中断である。この違反はしばしばやっている。ヨーグルトを作るのに、ガスコンロで湯煎していた。時間がかかるので席を外した。何かピーと音がしたのでキッチンへ。コンロは自動で止まっていた。危なかった。固液分離の煮たヨーグルト、もちろんいただいた。腹に異常もなく、事なきをえた。

 体調によるが、記憶時間の減少は思いのほか進んでいることを自覚せねばならない。覚えていたいなら反復学習しかない。今更それはしんどい。

 ならば、メモを活用するのが易い。既に、スーパー行きで、メモ持参は身に付いているではないか。

 ルールは日々愚直に守って身に付けるが勝ち。


『それはそれとして』

 上の対策、”封筒”と”一気やり”を組み合わせれば、日頃の「しもうた」は減って老後は明るいぞ。この習慣で、ピンコロを目指そう。


 💟お酒 やめはったら もっと明るなるのやおまへんか?・・・桜色のかすかな囁き・・。大阪のおばちゃんではない、優しく澄んでいる。

 😇いや、やめたらあかん、控えめにすんねん。ピンコロはストレスにも弱いんや。

 💟ええ お年で 言い訳はあらしまへん。控えめで済んだら宜しおますけど。

 😇もしや あのよの姫?・・・夢か・・べっぴんさんでした。