ステロイドは効いた:退院2024年02月27日 18:06

 ステロイドは効いた:退院


 2週間の入院で外来診療となった。残念なのは、副作用の兆候に気づくのが遅かったことである。オプジーボのガイド冊子をよく読めば、重大な副作用として大腸炎が上がっている。オプジーボを点滴しだして、2ヶ月後ぐらいから腹の調子が悪くなり出した。その時点で先生に言えば、入院は避けられたかもしれない。ガイド冊子はよく読まねばと反省した次第である。

 自分にはステロイドはよく効いた。一週間の多量投与で排泄はほぼ正常化した。この薬は投与よりもやめるのがのが大変らしい。時間をかけて少しずつ減らさねばならない。計算では、一週間隔で11週、3ヶ月ほどかかる。


<参考>

 ステロイドについて以下のように理解している。

 ステロイドは副腎皮質ホルモンのように働き、炎症を抑えると同時に免疫反応を抑制する。目的の炎症を抑えるために、最初に多量のステロイドを投与する。これで体中にホルモンは充満するので、副腎は休んでしまう。急には復帰しないので、だましだまし起こすことになる。この間、免疫抑制作用が出ているので、いろいろな副作用のリスクが増える。


 身体の変化としては、体重が減ったのが大きい。手術後の9月から10キロ減った。鏡をみてびっくり、ガリガリだ。それに、消化器がやられたらエネルギーがとれないので、とにかく力が出ない。これには参った。

 次の変化は、頭髪が復活したことである。抗がん化学療法から半年たったので、平均的な回復である。おかしなことに、直毛だったのにくせ毛が出てきた。これからは、ずっとくせ毛なのかなあ。いよいよ、頭の外も内も天然か。いろいろ出てきますね。


 抗がん療法に副作用はつきものである。実感として、必ずでると覚悟したほうが良い。あまり神経質になることもないが、我慢はいけない。早期発見が一番である。

 今回の経験で、入院時の要るものは片付けるのをやめ、ひとまとめにしておくことにした。何かでたら即入院だ。4回も入院すればそれぐらいの知恵はつきますよね。



コメント

_ やっちー ― 2024年03月08日 12:42

70才過ぎても立派な髪の毛だ。羨ましいよ。

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