世界はほしいモノにあふれている ― 2021年07月06日 14:32
世界はほしいモノにあふれてる
NHKの番組で、「世界はほしいモノにあふれてる」を時々見ていた。自分の知らない世界の素敵なモノが紹介される。今回のブログの内容を考えている時、ふとこのタイトルが浮かんだ。単に語呂合わせだが、我が身の回りは中国製であふれている。「安物買いの銭失い」実践記の一つを紹介する。
昨年の晩秋、インターネットでソーラーセンサーライトを買った。2個で2,000円ぐらいだったと思う。その前にコーナンで一個2,000円ぐらいで買って重宝していた。それもあって取り付け場所を追加したいと思って買った。当初は安い割にちゃんと反応するので喜んでいた。ところが、春になって木々の葉が茂りだし影になって充電不足なのか反応しなくなった。取り外して2日ほど陽に当てても全く反応しない。

ダメ元で分解することにした。作りは単純で小ネジ5本でふたしてあるだけ。電池はリチウムイオンの18650という規格品だ。18650は径18、長さ65mmだと分かった。調べたら、この電池、過放電してしまうと復帰しないらしい。電子回路はたやすく壊れるモノでもないし、電池を取り替えたらいけるかもしれない。そこで電池を調べた。過充電過放電を防ぐ回路を付けた電池があることが分かった。
ただ、その分長さが3,4mm長くなる。そのままでは電池ボックスにはまらない。ボックスは単純な構造なので改造できそうだ。保護回路付きの電池を2本買った。(上:新しい電池、下:古い電池)

電池受けのマイナス極がバネになっている。バネを外せば長い電池も一応ボックス内に収まる(写真右)。
プラスチックの枠に切れ目を入れて、マイナス極を枠外に少しずらすことにした。

いじっている内に、マイナス極のリード線が切れた。久しぶりにハンダ付け、まだ腕は衰えていなかった。

電池受けを改造して無事、電池は収まった。
この電池は特殊な長さなので電池と同時に充電器も買った。

結局、電池2本と充電器で4,000円ぐらいかかった。直ぐ壊れたのは残念だが、自分で修理ができたのでまあ良しとするか。この程度の中国製はまだ救われるが、値が張るモノが壊れたら複雑で素人は手が出せない。日本製は値が高いし、ちょうど良いレベルのものが無い。日本で検品した物を買うのが良策かも知れない。
子供の頃はメイド・イン・ジャパンの家電は駆け出しで、舶来品は大衆には手が出せなかった。そのうち優秀な日本製が普及しお世話になってきた。年取って、世界の工場が日本から中国にシフトし、電気製品は日本ブランドの中国製になった。中国ブランドも幅を利かせている。これまでにネットや、ホームセンターで買った些細なモノは中国製が殆どだ。割り切ればそれはそれで、重宝しているのも現実だ。
世界はほしいモノにあふれてる。だが、この頃「吾唯知足」でほしいモノはあまり無い。たまたま買った中国モノで暫し遊んでもらった。ネジとハンダで組んであるのモノは今や貴重だ。高齢者用のうまくできた遊び道具だ。そう考えるとイメージは変わる。壊れた中国モノはすぐに捨てずにとことん遊んでからにしよう。直らなければ、アートに活かそう。モノ、これだけあふれたらうまく付き合うしか無い。

センサーライトは再び点灯した。我が家にはまだまだ中国製品にあふれている。やれやれ・・・
松柱の木くい虫 ― 2021年07月15日 14:52
木くい虫発見
松の柱が虫食いで、皮を剥いてバーナーであぶって様子をみていた。やはりあぶっただけでは、木の内部に侵入した虫は死んではいない。開口部から木屑が出ていた。再びカミキリムシの殺虫剤を穴にスプレーしたが効くかどうか。
同じ松の木の玉切りを椅子にしていた。これも虫にやられていたので皮を剥いた。

柱よりひどい。

裏側に幼虫発見。
長さ3センチぐらいのかなり大きな幼虫を発見した。写真を撮って少しよそ見している間にどこかに消えた。素早い、その後発見できず。

椅子の下の部分をバーナーで焼いた。さすが座面はそのままにした。座るたびに真っ黒になってはかなわない。
やはり自然界はすごい。いつものことだが無常に直面した一時であった。
風蘭咲く ― 2021年07月20日 17:47
風蘭咲く
春にMさんから風蘭を頂いた。Mさん他数人の会合で風蘭が話題となった。素晴らしい香りがするらしい。それが如何なるものか、メンバーの誰もが知らない。Mさんから欲しかったらあげるよと言われ、全員頂戴とあいなった。中が空洞の水苔に植えられた麒麟という名の風蘭で、作りはプロの手際、流石です。びっくりした。4月に松の枝に吊るした。水苔が乾いたらたっぷり水をやること3ヶ月。

7月16日に花を発見。やや甘みのある香りがする。

悪臭はよく経験しているので例え易い。トイレはアンモニア、どぶや下水は硫化水素が主、単純、強烈だ。良い香りでも木犀、沈丁花、クチナシなんかは強いので分かり良い。だが、この微弱な香りは複雑で何とも言えない故引き込まれる。
ここで @阿々寺、早朝の一句。 「風蘭の花風通る坐禅堂」いやそんな一杯漂ってないぞ。それに立派な坐堂もない。貧寺は一鉢や、「風蘭に鼻近づける犬かいな」なんの、線香の煙にまみれ「おっさんや花香も知らず盂蘭盆会」もうめちゃくちゃや、相変わらずロマンがないのー・・・
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