キートルーダの副作用2025年07月19日 16:53

 キートルーダの副作用


 キートルーダ単剤を7月の初めに点滴投与した。心配していた副作用は、翌日から腹の調子が悪くなり、10日目ぐらいにおさまる感じである。やはり前の入院点滴の時とは違ってかなり楽である。この程度だと月1回の単剤点滴は耐えられそうだ。ほっとしている。 

 結果論だが副作用がきつかった前回の治療は癌の増殖を抑えていた。今回の単剤投与の副作用が弱いので癌を抑えられるか少し不安である。副作用と効果は関係ないと言われるが・・・

 今のところ他の選択肢はない。やれやれ・・・


         幸太郎 九拜




泣きっ面に蜂(さてどうする)2025年07月27日 15:55

 泣きっ面に蜂(さてどうする)


 抗がん剤の点滴を再開したその翌日、7月はじめに家内が倒れた。早朝救急車を呼んで緊急入院した。原因は虫垂炎をこじらせたようで、翌日手術となり、ICU に3日間入ったのち一般病室に入って通算半月の入院となった。

 猛暑に副作用、自炊を強いられ、衣類の洗濯と病院への日参でかなりまいった。気楽な一人住まいというが、慣れていないのでかなりしんどい。

 こちらの病気には関係なくいろんなことが起こる。身体が弱っている時に、非日常におそわれると、まず気がなえてしまって、ちょっとしたことでもおっくうになって、やる気がしない。

 どうしたら気力が湧くのか。中途半端な信心では神仏も助けにならないが、日常のちょっとしたことの効用に気づいた。

 朝は体調が良ければ、近所のジムの風呂に行く。浴槽で10分→水浴1分→サウナ5分(誰もいなければ大悲呪を唱える)→水浴1分というのがフルコースである。小一時間を過ごす。最近は、暑いのでこれが唯一の外出となることが多い。

 その時の常連のおっさんとの挨拶が清々しい。暑い、しんどい、阪神勝った、頑張れよ、やりすぎたらあかん、調子はどう、お疲れ、お先に、ロッカー室での会話である。不思議なことにこれらの言葉の交換で気分が晴れる。

 外出の少ない病もちの高齢者が気力を取り戻すのに、プライベートに踏み込まない、こんなやり取りが意外に良いことがわかった。挨拶で思いやりの気が流れるのだと思う。

 それでもこのごろの夏空のようにはスカッとは晴れない。ふと我に帰るとどんよりした雲が心身を覆う。運動で晴らしたいが熱波で動けないのが辛い。

 熱中症予防ではなく、ドクターからは水飲めといわれている。夜中のトイレが2時間おきぐらいになって、寝不足になるのが辛いので日に1.5リットルがやっとである。猛暑なので2リットルぐらい飲まなあかんかな。もちろん水は水道水だ。

 さて何もできず飲み食いだけで一日が終わると何ともむなしい。

 でてくるのは、やれやれのため息ばかり・・・

 騒がず焦らず、熱波をやり過ごそう。諸行無常、そのうちおさまるはずや。

            幸太郎 九拜