70を過ぎて面白いこと

　カメラ欲しい症候群, 再び

　カメラが欲しくなった。若い頃は写真家にあこがれ、その内ファミリーや旅行の記録用と年代で目的が違った。その都度色々調べて、目的に合った機種のうちから少し高めのものを選んできた。それは車でも同じだと思うが、長い付き合いになるので、少しのコスト差で後悔しないためである。

　さて、この度の目的は草刈りなどの作業中での発見の記録である。今は、iPadで写真を撮っている。スマホも持っているが、楽天ミニという今や生産中止の機種で、画面が老眼には小さすぎるのでもっぱら、通話専用でガラケーと使い方は変わらない。ということで、作業中にちょっとポケットから出してカシャっとやりたい。

　早速、ネットで調べてみた。驚いた。望むジャンルの機種はわずかである。コンデジと呼ばれるジャンルのコンパクトデジタルカメラであるが、メーカーは４、５年前から新製品は出していない。このジャンルは今のスマホで十分なのだ。コストをかけて作っても売れない。　電気店に行ってみた。高級モデルはずらりならんでいる。コンパクトはわずかに売れ筋のモデルと防水モデルが置いてあった。

　今持っているカメラはリコーのGRデジタルの初代2005年発売モデルである。28mm単焦点のマニアックなカメラで未だ完全には使いこなしていない。仕舞い込んであったのを出してきた。電池がへたっているのでこのままでは使えそうに無いが、動くことは確認できた。

　さてどうするかな。これもポケットに入れて手軽に写すことはできる。この辺りから新カメラ欲しい症候群である。同じリコーからコンパクトカメラで防水仕様のものが目に止まった。大きさや重さはGRとさほど違わない。うーんこれだと作業中に、ちょいちょい撮れそうだ。工事用にもお勧めとある。しかも今年発売である。防水の点でGRとダブらないと決め込む。

　ネットで色々さぐって、結局密林アマに注文した。ちょうど「非常に良い」レベルの中古が出ていた。販売はアマゾンジャパンなので多分良い品のはず。大体５から６千円ぐらい安かった。数日後に届いたが、箱が少し壊れていただけで中身は新品だと思われる。

　これでよし、と思いきや記録用のSDカードも進化している。うーんやっぱり買うことになって、GR用の電池とあわせて４千円ちょいかかった。やっぱりデジタルは金がかかる。

　前のブログに書いたが、手に入れるまでのプロセスが楽しい。使いこなせる気でいる。入手後は手に負えず再び眠ってしまうのである。スマホを買い替えた時が最も危ない気がする。

　ようーし、気合を入れて写真のメカニズム、露出、シャッタースピード、ホワイトバランスなど勉強しなおそう。使いこなすぞー。それにしては設定ボタンが多すぎるなあ。シーンごとのセットボタンも多すぎる。仕上がりの差がどの程度か分からない。スマホの様に高齢者向けは無いんかい。おっさんよお それならスマホで撮れよ。