健康弁当2020年12月16日 12:58

鶏と牛蒡の旨煮、キャベツのレモン和え、里芋とこんにゃくの煮物
 週一ぐらいでスポーツジムの喫茶店で昼の弁当を食べる。
 写真の通り、食材の種類は多い。鶏、牛蒡、キャベツ、レモン汁、里芋、こんにゃく、味噌汁、パイナップル、大根。
 何時もながら腹は不満、頭は天才バカボン、これでいいのだ。

岩崎ちひろの絵に学ぶ2020年12月16日 21:09

 岩崎ちひろの描く子供達はみな似ている。子供の絵を見た時、ちひろが描いたものは直ぐわかる。目の描き方が独特なのだ。昔、ちひろ展に行ってじっと観察した。そこで目、特に瞳がよく似ている事に気づいた。


        ちひろ冬の画集より「ちら ちら こゆき」


瞳と2本線の瞼

 瞳を挟む瞼が2本の並行線である。瞳はほぼ塗りつぶしで眉は無い。眉間はやや広め。瞳だけを描き他のパーツは省くか、描いてもタッチは軽い。どうしても人はまず目をみる。他が描かれてない分、目が強調され無の表情がよく伝わる。


            「黄色い帽子の少女」


 瞳の大きさは、生まれた時から10ミリちょいで、大きくなっても変わらないらしい。瞳は情報の入口で成長するのに重要だ。最初から大きく開けておかねばならない。だから子供の顔は、瞳が一人前で他のパーツは小さい。目としては瞳、黒目だけに見える。このバランスが子供に共通している。

 絵には、子供をこよなく愛でていたことが良く出ている。子供の目や仕草の描写は鋭い。本人が子供になりきって、無邪気に遊んでいる。ただ、眼差しは何か言いたげである。


ちょっと遊ぶ

 ちひろが描く子供の目を真似て線画を描いた。目と口で喜怒哀楽が出る。瞼線の傾きと口の曲がりがポイントだ。半端に他のパーツを描きいれて、子供特有のバランスを崩すと、年が分からなくなる。



           アプリはTayasui Sketches (iPad Pro)   


 「目は口ほどに物を言う」「目は心の窓」と言うが、情報の取り入れ口だけではなく、感情の発信口でもある。ケモノ?と出くわした時、目を合わせてから外らしたら、負けの合図になる。目は強力な意思疎通の器官であり源である。人は目をみて対象の思いを推し量る。動物にはもちろん虫にでも目を見て感情移入する。顔を描くなら、目を掴め、うまくいったら傑作間違いなし。考え過ぎか。


ちひろ画風にチャレンジ

 子供の描き方、目は黒丸と2本線、眉は描かない。眉間は広め、狭いとお猿さんに近づく。2歳の少女をスケッチした。さてこの子の目は何を言う?


         「少女Y 」  F4 鉛筆、水彩, 2018