チャットGPTを試す2023年04月12日 20:13

 チャットGPTを試す


 先日、CEOが来日して話題になったチャットGPTなるものを試してみた。

 ネタは、JRへの要望で、電車のドアに貼ってあるCMシールのことである。お問い合わせコーナーからメールした。

 先月、JRから回答があった。タイミングが良い。チャットGPTに同じ文の問いを入力した。

 AIが得意なのは、世間に広く知られている習慣やルールで判断できることや、逆に小説などの好き勝手に書ける創造物である。当たり前だが、非公開のルールに縛られることには対応できない。だが、すぐに学習できるのでこのことは問題ではない。

 総じて、AIの回答は広範囲の関連事項に言及していて、そつがない。FQA より的確な回答ができているので、使い勝手は良さそうである。もちろん、政治家の丁寧な説得力のない答弁にも向いている。 

 問題は原子力と同じで、利便性が増せば危険性も増すという絶対矛盾を抱えていることである。いまだに人類はこの問題を解決できていない。AIが更なる進化をとげてこの矛盾を解決できれば良いのだが。

 話題を変えよう。電車ドアのシール、貼ってないドアもたまに見る。単に景気が悪くスポンサーがつかないだけなのかもしれない。

 近鉄のドアにもシールは貼ってあるが、少し位置が低いので邪魔にならない。背の低い人は困るかもしれないが。

 JRに顧客第一の余裕はない。国鉄時代の上から目線の体臭が匂う。近鉄は違う。ちょっとした配慮で印象が違ってくるのに。

 こういう問題でぼやいているのが、年寄りにはちょうど良い。

 AIはレポート作りにはピッタリで、評価者泣かせになるにちがいない。不慣れなもの書きにも便利なツールだ。真偽がはっきりしないので、のめり込んだら健康に良くない。半信半疑で、時々遊んでもらおう。


 以下、ご参考まで。すべて原文のまま。

(アージの問い、事実だが少しオーバー)

 車両のドアに貼り付けてあるCMシールが邪魔になって、駅名が確認できず困ってます。

 列車がホームに入って、停車するまえに、ドア付近に立って目的の駅かどうか確認してます。ところが、高齢になって耳が遠くなり、動体視力が弱くなりました。下車予定で動く駅名の確認はドアの窓しかありません。

 丁度目の高さにCMシールが貼ってあります。しかも両側です。視野がかなり狭められてます。ただでさえ、ドア付近は混雑してるので余計に苦労します。邪魔になるので、CMスポンサーにも嫌悪感を抱きます。

 安全上も好ましくないと思います。ドアが開くまで、ホームの様子が確認しづらいからです。

 何のための、ガラス張りなのか設計の原点に立ち返って再検討してください。大変困ってます。


(JRの回答)

平素より列車をご利用いただくなか、ご不便をおかけいたしまして申し訳ございません。


車内広告のステッカー等の貼付位置につきましては、

車内に掲出されている他の案内サインなどの位置とのバランスや、

車両の安全を確保するための燃焼試験など、必要な検討・手続きを経て現在の位置に掲出させていただいております。


現在のところ、貼付位置の変更や撤去といった具体的な計画はございませんが、いただきましたご意見につきましては、車内広告に関係するグループ会社を含めて、今後の貼付位置見直しの際の参考とさせていただきます。


(AIの回答)

ご不便をおかけして申し訳ありません。車両のドアに貼り付けられたCMシールが邪魔になって、駅名が確認できず困っているとのことですね。

鉄道会社は、安全性を確保するためにドア付近に様々な情報を掲示していますが、それが逆に利用者の視界を妨げてしまっている場合もあります。この問題については、鉄道会社や車両メーカーが意識し、改善策を模索していく必要があります。

現在は、一部の車両でドアのガラス面に透明なシートを貼って、視界を確保する試みも行われています。また、LED式の駅名表示器などを導入することで、より確実に駅名を確認しやすくする工夫も行われています。

しかしながら、車両に貼り付けられたCMシールについては、鉄道会社とスポンサー企業との関係によって制限があることもあります。そのため、CMシールの貼り付けを廃止することは簡単ではありません。しかし、鉄道会社や車両メーカーに対して、利用者の利便性や安全性を重視した改善を要望することは大切です。

ご不便をおかけしている点は承知しております。引き続き、利用者の視点に立った改善策の実現に向けて、鉄道会社や車両メーカーに要望をお寄せいただければ幸いです。



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