ノーベル賞の本庶先生2023年11月08日 15:39

 ノーベル賞の本庶先生


 2018年に京大の本庶先生がノーベル(医学・生理学)賞を受賞した。がん治療に画期的な道「免疫療法」を拓いたとのこと。あれから5年たって、先生の成果が直接自分に関係するとは驚きである。

 がんの治療法には、外科、化学および放射線療法の三大治療法がある。これに加えて、ヒトの持つ免疫反応を利用する免疫療法が第四の治療法として登場したのである。

 ドクターによると、食道がんは最も悪性度の高い腫瘍の一つであって、あなたのがんはステージⅢで、手術療法が最も有効であるとのことであった。2ヶ月で化学療法→外科療法が終わった。この病院のデータでは、手術後の5年生存率は約50%とのこと。

 退院時に、先の免疫療法の説明があった。


 [ 2021年11月末から免疫治療薬のニボルマブ(商品名オプジーボ)が術後補助療法として保健適応になった。

 ここでは、ニボルマブの投与方法と再発抑制効果を調べる目的で臨床試験を行なっている。試験では投与開始1-16週目までは240mgのところを初回から480mgを投与し、安全性・有効性を評価する。 

 この療法は4週ごとに最長1年、ニボルマブ480mgを点滴投与する。

 もちろん、重大な副作用がおこる可能性がある。これに参加するかどうか、よく考えてください。]


 判断するのに気にしたことは、自分の悪性がんは生存率50%、ニボルマブの重大な副作用、奏効率などである。データが十分あるわけでもない。すべて確率の問題で、意思決定に迷う。

 結局、ドクターがすすめる療法で保健適応(費用面、国の認可済み)であることが決めてとなった。

 がん再発リスクを下げるのに、できることはこれしかない。何でもそうだが、今やれることをやっておかないと、再発時の後悔は半端ではない。

 死んでも死にきれないというが、それはどんな時か。それはやり残したことがある時だそうだ・・・知らんけど。

 それに臨床試験なので、結果はどうあれ、データは次に活かされる。これまで受けた治療も、すべてこのようなデータで確立されたものである。少しでも恩返しできるではないか。

 情報が少ないときに判断するのは苦手である。うわべのメリット、デメリットではなく、次元の違うよりどころが要る。それは信仰とか哲学なのかなあ。

 暇やから言うて難しく考えすぎ。あれこれ考えるから悩むんや。何も考えんと、ドクターを信頼して、言われること、きいとったらええねん。何かあったらあったで、その時のこと。命は、今や、今、今しかないぞ。

 いつも言うてるやないか・・・即今只今 喝!

          アージ 九拜



コメント

_ (未記入) ― 2023年11月08日 18:30

5生率50%。私の母もそう言われて20年生きました。
まぁ悩まず医者に身を任せるしかないねと言っても他人事なので心に響かないでしょう?大学の同級生もステージⅣから復活したのが2人います。前向きに考えて下さい。

_ アージ ― 2023年11月09日 07:50

そうですか。望みを自らたつこともないし、専門家にまかせます。

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