高齢者の体調とは2023年05月23日 20:42

 高齢者の体調とは(実感)


 スポーツジムでの挨拶は、天気やスポーツのことが多いが、休んだりすると医者行きの噂話が出てくる。朝一番のメンバーはほぼ高齢者で70から80代である。運動に来るぐらいなので、基本は元気である。だが、色々抱えている。

 なかでも、一番多いのは、腰痛である。手術してリハビリの人、手術から逃げるために自己療法している人もいる。あとは、膝、血圧、歯、リューマチなど多種多様である。

 ことほど左様に高齢者の体調を一言で言うのは難しい。ベースに持病があり、他どこかに痛みが出ては治ったり、居座ったりする。

 自身のことだが、膝、腰などの関節系は、スポーツジム5年でなだめ方を学んだ。スタッフの話を聞かない独学バカなので時間がかかった。最近反省して、内臓脂肪が落ちないので、どうすれば良いか聞いてみた。


 ステッピング(階段上がり)を10分やっているが、どうですか。

 スタッフ、最低20から30分やらないとだめ。


 脈拍130ぐらいで30分はかなりしんどい。やり出して2ヶ月ぐらいになるが、血圧は下がったように思う。いや、気温があがったせいかもしれない。

 またスタッフに聞いてみたところ、脈拍130はやりすぎだと言う。100から120ぐらいで良いとのこと。やっぱり前期高齢者はまだまだや。気、先行型で自然体が身についていない。

 長年、鉄の腐食を研究してきた。自然環境では全体的に腐食のスピードがゆるやかである。問題となるのは局部腐食で、ある条件が整うと予期せぬ事故につながる。いまでは、その条件は分かっているので予防はできるが。

 自然腐食は人の老化と似ている。人も同じように穏やかな環境ですごせば、ゆるやかに全体老化といくかもしれない。こまめなメンテはいると思うが。さすればその年なりに、多少の凸凹を抱えながら、まあーまあーやと言えるのではないだろうか。

 それはそうとして、人はセンサーが鋭いので、近頃の地震速報のように、何のなんの、出てくるわ出てくるわ、しかもメンテが追っつかない。外科は何とかなるが、内科はそうはいかない。

 体調は、絶妙なバランスで維持されている。バランスキープの要は自分の中では飲食習慣の改善だと考えていた。が、老化が投網のように被さっているのだ。しかも、ITのおかげで頭は情報過多である。そのなかで多少もがいたって、どうにもならないように近頃実感する。

 うーん、只管打坐か・・・



 



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