70を過ぎて面白いこと

　オプジーボの副作用

　11月初めから抗がん免疫療法であるオプジーボの投与をはじめた。ひと月毎の投与で現在３回目を終えた。

　最初は術後間もないこともあって、体調不良はこんなもんかと思っていた。ところが昨年の暮れごろから、腹の具合が不調でいつもと違ってきた。下痢のようなそうでもないような、普通の乾いたガスが出ない。

　整腸剤を飲んでそのうち治るかなと思っていたが、だんだん酷くなってきた。最近の排泄は夜は１回、昼は５、６回である。加えて痔だと思われる血が少しでる。

　外出用にお尻パッドを買った。一度試したが、この日はトイレが間に合って、これのお世話になることはなかった。

　もちろん、食欲はないが体力維持のため３食は少量でも何か食べている。

　ついに病院に電話した。総合受付のベテラン看護師さんが対応してくれる。症状を伝えて、胃腸の専門の医院を受診せよとのアドバイスである。4年ほど前に内痔核を手術したので、そのクリニックの予約をした。

　病院からもらった、オプジーボの患者向け冊子を見てみた。注意が必要な副作用として六つあがっている。そのうちの一つに「大腸炎・重度の下痢」とある。症状として、下痢・軟便、排便回数増、便に血が混じる、が当てはまる。

　癌の治療はなかなかしんどい。特に副作用は個人差はあるようだが、必ずでてくように思う。問題は、これからまだ悪くなるのか、そうでもないのか分からないことである。データがないのか、冊子には時間のことは何も書かれていない。次の診察で先生に聞いてみよう。