やっぱり樋つまる2023年05月25日 19:27

 やっぱり樋つまる


 毎年、竹藪や樹木が近接しているので、雨樋がつまる。時期的には常緑広葉樹が芽吹く頃である。この時期になると、竹の葉も入れ替わる。

 樋掃除が半端ではないので、数年前に雨樋ネットを取り付けた。大体はこれで助かっている。ところが、ネットの取り付けが難しいところがある。2階建ぐらいの高さがある自坊唯一の書院である。周りに何もない北面は何とか取り付けたが、南側にはデッキがあるので、取り付けていない。さすがに屋根に登るのは怖い。

 数年前に、チェックのために安いトイドローンを買った。田んぼで飛ばしてみた。問題点が出てきて今は眠っている。それは、思い通り飛ばすにはかなり練習を要する。田んぼのようなところでは、まあなんとかなるが、樹木の枝を避けて屋根をチェックするのはかなり難しいのだ。このままでは悔しいので、竿竹に吊るしてカメラ機能だけ使うことを考えている。

 ここのところ、毎週末に雨がふる。チェックしなくても樋から滝のように水があふれているではないか。樋の受けますを長い竿竹で叩いて詰まりが取れたことがあるので、カッパを着てやってみた。一向に流れない。残された手は梯子をかけて手で取るしかない。この日はあきらめた。

 翌週末に雨がひと休みした。チャンス到来、早速梯子をかけた。切妻屋根の破風板ぎりぎりにかかった。薪置き場の屋根と梅の木が邪魔になって、適正とされる75度ぐらいの傾斜がとれず、立ち気味である。


 一人作業なので、梯子をスリングベルトでしばった。


 この手の梯子はよく揺れる。最初は大丈夫かと思ったが、今は馴れた。柔構造なのだ。一段登るたびに揺れる。慎重に登った。

 手前が、よく詰まる樋の受けます。


 上から見た受ます。満杯である。どうも松の花らしい。この種の詰りものは初めてである。表面は松の花、この下は落葉広葉樹の葉で椋木や梅の葉である。秋に広い葉が詰り、春に松の花が苔のように覆って蓋したようになっている。手で掴めるだけ取って、あとはホースで水を流した。案の定、詰まっていた落ち葉が吐き出された。


 樋詰まりのメカニズムは分かった。そろそろ梯子登りも限界である。危ない。ではどうするか、まずは松の背を低くしよう。そのときデッキの屋根も外さねばならない。その時に樋にネットを取り付けよう。

 いまのままで、梅雨は乗り切れるので、この秋にやってしまうか。できる時にやらないと、年々家屋と自身の老化は加速される。やれやれ・・・