火バサミ2021年01月25日 17:51

ブログ 火バサミ


 ちょくちょく雑木を燃やすシーズンになった。ただ燃やすだけではなしに、火を利用するとなると、火バサミや什能がいる。今使っているのは30年ぐらい前に購入したものである。使用頻度は低いが大分くたびれてきた。買い換えるつもりでホームセンターで探したが、板厚が薄く頼りないものしかない。そこでインターネットで調べてみた。


松印の火バサミ

 厚板の火バサミで検索したところ、田中文金属(株)の万能火ばさみを見つけた。板厚は0.9か1.0ミリで、ブランドは松印100年とある。大阪の会社なので小売できるか問い合わせた。それはしていないとのことで、販売店を紹介してもらった。千日前道具屋筋にある炭の山田である。そこで火バサミと什能を購入した。全部で1,474円した。今のものと較べてみると同じメーカーではないかと思われる。よく似ている。


 写真:左から石炭什能、現火バサミ、万能火ばさみ、改良火ばさみ、現火バサミ


火バサミとPL法

 このごろ火を燃やせる場所はほとんどなくなった。焚き火は有料になった。場所は限定されている。田んぼで枯れ草を燃やすときは、消防に連絡しておかねばならない。京都のお寺でも、落ち葉焚きは近所から苦情が来て実質できなくなって久しいときく。焼鳥店でも炭を使っているところは少なくなった。街中の家では、これらの道具はゴミ拾いぐらいしか使うことはない。

 今や100円ショップで火バサミを置いている。ちょっと使う分には間に合いそうだが・・・キャンプで遊ぶ分にはフニャフニャの火バサミでも良いように思うが、力を入れて掴むと捻れて危ない。燃えているので、つい握りすぎるのだ。この事は、焚き火をよくやっている者にしか分からない。怪我をしてからでは遅い。たかが火バサミだが「燃えている薪をつかむな」とか「ゴミ拾い専用」とか注意喚起がいると思う。誰も訴えないから製造物責任法(PL法)に引っかからないのかな。

 やはり火を扱う場合はプロユースの道具がいるのだが、このままでは市場から消えてしまいそう。杞憂に終われば良いが。


河内のおっさん

 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり・・・もう寝たらどうや。



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