食欲の秋2023年10月09日 10:55

 食欲の秋


 リハビリのために散歩するのが唯一の日課になっている。これまで、暑いのでアーケードのある商店街をうろついて、たまにはショッピングセンターの各階をまわって涼んでいた。だが、毎日のことなので季節感のない景色はすぐに飽きてしまう。

 ここにきて、やっと涼しくなった。早速、昔よく歩いた長瀬川の歩道に行ってみた。やはり自然の景色は良い。彼岸花が咲いている。思い出した。白の彼岸花があったはず。とられてはしないかと、行ってみたら無事咲いていたので一安心。


 見渡せばあちこちに植えられていた。珍しさがなくなったようで、少しがっかりした。赤いのより白いのは遅咲きのようだ。


 異常気象とはいえ、外はいつもの秋を迎えている。それはありがたいのだが、今年はつらい。何かというと食欲の秋である。TVもお店も、わんさか美味しそうなものをPRしている。こちらは、食い意地がはってるのに、ガブリと食せないのだ。

 衣食住という生活の基本3要素のうち、食に制限がかかている。手術前は、時々の、他人の言う暴飲暴食が楽しみだった。急転直下、それができない。心身への影響は半端ではない。

 その内、小食生活に慣れるのだろうが、今は、以前の半分ぐらいで胃はいっぱいになって、戻しそうになる。好みもコロコロ変わる。家人ともども苦戦中である。

 秋になると、草は全てを実や根に託して地上部を枯らす。虫も声高らかに、世代交代の季節である。緑が一斉に色を無くす草畑には寂しさが漂うが、この自然のダイナミズムに共感し、また元気づけられる。

 毎年、この頃は最終の草刈りで自然と戯れいやされる。今秋は、この営みの現場に入れないのが悔やまれるのだ。

 実りの秋なのだが、せっかくの恵みが虚しく感ぜられる。とほほ・・・


 そろそろ気分転換!さあ、散歩に出よう。川沿いの自然をめざして。川で思い出した、上司のJ.Iさんがスナックでよく歌っていた。上手かったなあ。当時はそれほどでもなかったが、今は心に響くぞ。

 

「川の流れのように」

 ♪知らず知らず歩いて来た 細く長いこの道 振り返れば遥か遠く 故郷が見える でこぼこ道や 曲がりくねった道 地図さえない それもまた人生・・・ああ川の流れのように おだやかに この身を まかせたい・・・♪


コメント

_ やっちー ― 2023年10月16日 09:11

彼岸花と言えば赤よりも赤い色。白い色があるとは知らなかった。

_ アージ ― 2023年10月16日 12:03

街中を散歩する時に、白い彼岸花のある植え込みをちょくちょく目につくようになりました。もちろん川沿いの場所の近所です。買って来たのかもしれませんが、あまり良い感じはしないですね。

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