畦道にハナミズキの種2021年12月01日 18:58

 畦道にハナミズキの種


 この前、木の枝を払った畦道にハナミズキの種を埋めた。畦道は市道に沿っているので、花が楽しめる落葉樹が良いと思ってハナミズキを考えていた。この木は人気があるのか、あちこちに植えられている。秋になると紅葉と赤い実でよく目立つ。散歩のついでに近所の公園で実を失敬した。

 4、5年前、実から苗にして植え付けた木が一本だけ大きくなっているが、まだ花は咲かない。かなり年数がかかるようだ。

赤い果肉部分があると発芽しにくいようなので、洗って種を取り出した。


 今回は雑草が繁茂する畦道に直植えだ。発芽した時、草と共に刈ってしまわないように、竹の輪切りをセットしてその中に3粒実を埋めた。



 さらに竹竿を立てて目印にした。これで草刈機で刈ってしまうのを防げる。



 畦道の田んぼ側にはアライグマ避けの電気柵を設置してある。その外側の4か所に植え付けた。丸(灰色)く囲った部分である。3カ所写っているが、奥左にもう一カ所植えた。多分4、5年たてば高さ1メーターぐらいになっていると思うので、その時分に太い幹の椋の木を根元で切ってしまおうと思う。

 田んぼは、ずっと下を流れる川によって削られた河岸段丘で盛り土ではない。50センチも掘り返せば、玉石がゴロゴロ出てくるような砂礫層である。斜面に生える雑木を切っても崩れないと思うが、草を刈って綺麗にしすぎるのも、昨今の集中豪雨を考えると危ないような気もする。小さい頃、ここでスカンポ(イタドリ)をとって食べていた。この根っこはちょっとした木のように強い。これらの草が、斜面の崩壊を防いでいるのではないかと思う。

 部分的に防草シートを貼るか、芝桜などグランドカバー植物を考えるか、悩むところである。まあ、ハナミズキが咲き出すまでは、なんとか草刈りができそうなので、ボチボチ考えておけば良いか・・・

 それよりも別の斜面に接する田の地主から、大木が小屋の屋根の上に来ているので、切って欲しいと頼まれている。その処分を先にしなければ。自然のままに何十年も放っておけば、必ずあとで金がかかることになる。幼木のうちに切ってしまえばどうってことないのに。

 狭いところでも自然環境を維持するのには手間がかかる。今後の体力低下を思うと、長い目で見た自然環境保全的な整備を考えないかんかな。そんな大げさに考えんでも、実践は生活者の問題意識にかかってるのだ。もう少し勉強するか、やれやれ・・・



山道から参道へ2021年12月14日 13:22

 山道から参道へ


 大した長さではないが、参道の石畳は繁茂した枯れ草で覆われていた。今夏から放ったらかしで、見たくなかったが、師走になってそうはいかない。山門を開けた。山道の奥にぽつんと廃寺か、自然あふれ過ぎ。いくら好みと言えども、うーん、これではちと情けない。せめて道から石畳が見えるようにしておかんといかん。既に雑草は種をつけているので、草取りをしたら前栽にばら撒くことになる。来年の草取りが思いやられる。

 前栽の風通しが悪く、樫の葉に斑点が出る。カビかウイルスか分からない。常緑樹の剪定時期ではないが、あまりにも茂りすぎなので、枝抜き剪定をやった。

 これで、枯れ草とった後の石畳。まだ、落ち葉はそのまま。白い花は樹齢100年以上と思われる山茶花。



 一昨年の4月に切った入口の楠木。芽が出て山嵐のようになっていたのを剪定した。3度目。すごい樹勢で、どう仕立てるか思案中。切り株の上に載せた、玉切りは融着したのか動かない。




 ブロック塀沿いに、手前から柘植2本、樫が数本並んでいる。これでも、枝抜き剪定した後。



 自然に生えた木を、許せる範囲で切らずに大きくしてきた。このままでは、整理しないと庭ではなく中途半端な林になってしまう。××界ではないが、改造がいる。敷地の割には樹木が多すぎるのだが、再編のデザインが浮かばない。昔読んだ山口瞳のエッセーで、「若い頃庭に沢山の木を植えたが、年取ってバッサバッサ切った」と書いていたのを思い出した。理由は覚えていないが、何となく分かるような気がする。樹木は成長する。適当に透かして、更新しないと密林になる。庭、林、森 か・・・もう少し研究してみよう。出会いを求めて、あちこち散策してみるか。庭は写真では分からない。写真で映らないところを見ると、どの程度苦労しているのか分かる。やはり現地へ行かないとなあ。


温暖化2021年12月21日 17:18

 温暖化


 温暖化の影響で身近な自然環境も変わっているように思う。草畑では実生の大根や菜種が、とう立ちして花をつけているのが目立つ。

 実生の菜種か高菜の花。

 大根の花。

 大根、実の鞘が大きくなっている。


 頑張って実を作っているが、まともな種になるのだろうか。

 雑草も逞しい。例年10月中旬の草刈りで終わるのだが、今年は切株から芽吹いてやはり素早く実をつけている。

 落葉樹のサンショも一旦葉を落とし、再び芽生えてこの最近の冷えで黄葉する間も無く葉が枯れた。これはかなり消耗するような気がする。

 植物は温暖化に振り回されているように見えるが、逞しく生き残り戦略を実践しているとも取れる。四の五の言わずに、一瞬のチャンスを逃さない。世代交代の早い生物ほど、この戦略は明確だ。新型コロナの変異株の誕生がその現れである。気候変動への種としての対応プログラムは人類にも組み込まれているはず。結果出るまで何万年かかるかな。いや、SDGsもあるで・・・

 難しく考えるのはやめて、春にこれらの植物がどうなっているか観察しましょう。